そしてメイドの館の扉が開かれる・・・

フロアも確認せずにエレベーターに乗った我々。
適当にフロア押したらフィットネスクラブっぽいところに到着・・・ダメやん。
そこから下って仕切りなおし、と思った矢先に人乗ってキタ!!
せまいエレベーターに緊張が走ります。
そして唐突に、そして的確にメイドカフェのフロアでなぜか開く扉・・・
さあ、いよいよ悪夢の始まりです!!


開いたドアから目に飛び込んで来たのは4〜5人のメイド姿。
「「おかえりなさいませご主人様&お嬢様〜♪☆」」
容赦ない先制攻撃を食らいました。
乗って来た人もあぜん。
子:「パパー、メイドさんだー」
父:「シッ、見ちゃいけません!」

そんな雰囲気の中、エレベーターの閉じるボタンを連打したい衝動に駆られました・・・
しかし勇気ある一歩を踏み出したのはデンちゃん。
俺とオミーも後に続きます。
父親の「オイオイこいつら降りるのかよ!」的視線はこのさい無視です。
・・・こうして無事に異世界へのゲートをくぐりました。


気持ちが落ち着いてきたので改めて周りを見回します。
なんか・・・これは・・・
高校の文化祭で喫茶店をやっているところがあるじゃないですか。
まんまあの雰囲気なんですよ。
学習机をくっつけたような簡素なテーブル、手書きのイラスト、切った折り紙で作った飾り・・・
よく言えば手作り感満載。
悪く言えばチープそのもの。
だ、誰だよここに来ようって言い出した奴は!!
ごめんwwww俺ですwwww
まさにそんな気分でした・・・


気が動転しながらもきっちりメイドさんのチェックは欠かさない男・アヌ。
衣装はフリフリでなかなか可愛いです。
思ったよりスカートが短い!
スカートとニーソックスの間のふともも、いわゆる絶対領域とやらに目が釘付け。
ふとももばっか見ててメイドさんの顔をよく見てなかった、なんてことはありませんよ!
多分・・・


メイドさんを一通り堪能した後、オーダーすることにします。
メニューをじっくり吟味します。
メイド手作りおにぎりや萌えホットケーキなどの魅惑のアイテムが目を引きます。
こういうところってスイーツが充実してるイメージがあったんですが、やたらアルコールやら渋いメニューが多かったのが印象的。
ねぎスジニクとか雰囲気にミスマッチもいいところです。
そしてメイド手作りとか言いつつ、厨房にはシェフのお兄さんがいたのも確認済み。
「HAHAHA!おにぎりに塩は不要!手の汗で十分だZE!」
・・・とか言いながら握ってるかどうかは分かりませんが。
アイスコーヒーやオレンジジュース、ケーキなどを頼んで見ることにします。
呼び鈴もクラッシックなベル。振って鳴らします。
チリンチリン♪
ここで「オホン、コーヒーを頼む」「苦しうない」とか言えれば勇者なんでしょうけど、とても言えません。
程なくしてオーダーが到着しました。
ここでまた事件が起こります。
                        〜続く!